この記事は次の記事の翻訳である。
最近、編集者に関する調査の半期結果をブログに投稿している。本調査は22カ国語を対象として行われていたが、3月に起こった東日本大震災の影響で日本語を外していた。日本語版Wikipediaにおける、最近の編集者の動向に関する調査結果から主要事項を公開でき、大変うれしく思う。7月の末に、凡そ一週間で得られた208の有効回答を処理した。編集者に関する調査の半期結果と同じように、日本語編集者の調査は日本語Wikipediaにアカウント登録したユーザーのみが回答でき、どの編集者も一度だけ調査参加の案内を見ることが出来た。アクティブな編集者寄りの結果にならないようにするために後者の条件がある。
主要データはユーザーの統計、コミュニティメンバー間の交流、利用環境実態、編集動向といった、調査におけるあらゆる質問事項を網羅している。 日本語コミュニティが(もちろん他もそうだが)データを確認し分析を行い、我々にフィードバックしてくれることを期待している。
日本語編集者の状況を知る手がかりとなるグラフも確認してほしい。日本語版Wikipedia編集者の調査結果は我々が調査する以前に抱いていたコミュニティ像よりも、男性が圧倒的に多いこと、高学歴であること、年齢層が若干高いことといった、日本語編集コミュニティが他言語版と統計上似通っていることを示している。
Global Development Research主幹 Mani Pande
(この記事は、2011年4月の編集者調査についての見解を表明する、9番目の記事である。)