Google Booksが希少本の図書館になっていた。

Google Booksってご存知ですか?

Googleの電子書籍販売・提供サイト *1で、まあ最近の日本の書籍は殆ど無いのですけど、数ページのサンプルがおいてあるんですよ。


現在刊行されている書籍なんて、この記事ではどうでもよくて。
実は2007年にこんなことがあったのです。

例えば福沢諭吉『學問すゝめ』明治13年7月再版が無料で公開されているのです。更に「デバイスで読む」から、専用アプリケーションで読めるしブラウザで読めるし、pdfをダウンロードできるしで、Googleが古い文献資料の図書館になった状態なわけですよ。
12万冊に該当するのは、明治から昭和初めに出版された書籍。Google経由で希少本は閲覧できるのですから、いい時代だなぁと思うわけです。


ところで専用クライアントは、iOS *2は日本では使えないのですが、アメリカのiTunes Storeを無理やり取得して専用クライアントをダウンロードすればなんとかなりますね。iPhoneでは起動できませんでしたけども *3。一方Androidは最近になってダウンロードできるようになったそうですよ。
pdfもありますから、端末は選びませんし、好きなように閲覧できますね。ただスキャンされただけのデータですから、読みづらいですよ。それは仕方のないことですが。


冊数で言うのなら、近代デジタルライブラリーが倍以上を収録していますけれども、少々勝手が悪いので、Google Books頼りで文献を読もうと思います。

*1:検索や閲覧がGoogle Booksで、販売やらダウンロードやらはeBookStoreと分けているみたい。

*2:UniversalなのでiPadでもiPhoneでも使える。

*3:言語環境を英語にすると起動できる。なお、この状態でログインし、その後言語環境を日本語に戻しても起動するようになる。