"炎上"に関するマニュアルについて。

さてさて数多論ということで、今回は"炎上"がテーマになってます。とは言っても私がつらつらと述べていくわけじゃなくて、既にある文章について書いていくっていうだけです。

『マニュアル』の誕生

2ちゃんねるコピペブログ騒動史というエントリーを書いているときに参照していたWikiが、今年の1月25日になって以上のような文章が公開されました。編集権限が管理人にしかないようなので、おそらく管理人自身が書いたのでしょう。
まあ、そんなに深く触れるわけでもないので、さらーっと書きます。

『マニュアル』が示すもの

ハッキリいえば大したことは書いていません。祭りの流れを維持するあるいは壊すという視点においては、妥当だなぁとしか言えないです。

放火側

2ちゃんねるでやる意義というのを、人員についてと掲示板自体の性質とで書かれています。
別に2ちゃんねるでなくてもできないでもないと思いますが、それでも2ちゃんねるでやるというのは、「どれだけの人が参加しているのかわからない」っていうことでしょうかね。
トラックバックやコメントといったものは視覚的に量を把握できますが、2ちゃんねるではそれができない。投稿者IDで調べればわからないでもないですが、そういった行動はまずとらないでしょう。勢いが激しければ尚更ですね。
mixiといった別のサービス上で祭りをしてはいけないっていうのは、ただ単純にとっつきやすさの問題です。2ちゃんねる内であれば専用ブラウザをつかって簡単に参加できますが、外部となると"参加方法"が異なるためやる気がそがれます。また「2ちゃんねるでやっている」という精神的な背景*1もなくなるので、そこまでしようという気がなくなっちゃいます。
精神的ダメージっていうのは、2ちゃんねるの世間一般の印象によるものなので、人によってはダメージが大きいでしょうね。


まとめサイトについてですが、情報の集約は重要で(知らせるにも参加させるにも)人を動かす影響力を持っています。んでもって、それが特定個人によるものでなければ情報は拡散してしまって、あれこれ質問攻めが起こってしまうのですね。注意を常に相手に向けるためのものとしては有用じゃあないんでしょうか。
ただし特定個人が運用している弊害として、正確な情報をかならずしも維持できないということがあります。


犯罪っていう言葉がこの文章に書かれていますが、そんなことあるのかって思うかもしれません。
ええと、この犯罪という単語が出てくる所以は、言葉だけで済ませばいいのに行動をとる人たちが出てくるからっていうのがありますね。クレームとかじゃないですよ。
Blog連合祭りのときは住所が判明してしまったために、現地に赴いた人*2がいまして。おそらくそれが関係しているんじゃないかなーっと思ってます。

消化側

警察介入は状況によっては当然でしょう。警察を介入できるくらいのことが起こるとは思いませんが。
まとめサイトをどうにかするっていうのは、手段としてはあるんでしょうね。
事後ですが、Blog連合祭りのまとめサイトは祭りが終わった半年後に苦情を受けて一時閉鎖してます


んでもって、最後に書かれている開き直れば勝ちっていうは、そうだよなぁとしか言えないです。放火側にとっての責める要素がなくなっちゃいますから。

『マニュアル』にちょっと反論というか

即刻削除するっていうのは、ちょっとどうかと思いますね。

まあ、増田をたよるわけじゃあないんですが、削除したからと言って問題はなかったというわけでもないと思いますよ、の程度で〆ますね。

*1:不特定多数の名無しさんの活動であったものが、"祭り参加者による活動"という名前がつくようになる。

*2:真偽不明。ただし現場と思われるところの写真をアップロードしていた。