H.264は永久無料化 でも、Mozillaは動かないよ!

これだけを見ると、「これでHTML5は安泰だな!」みたいな安直な答えが出てきそうだけど、そう簡単に物事が進むかな?というお話。

Mozilla側の人のコメント

MozillaMike Shaver氏のお話。以下は要約なので、ハッキリとした文脈を捉えたいのなら原文を見てね。

コメント要約

GoogleのWebMの登場で無料化に動いたとみられるが、私はそう思っていない。
H.264の問題に関しては、4年の間だけだろう。MPEG-LAのアナウンスは今後4年を何も変えていない。
IEC(国際電気標準会議)はH.265を後継規格として受け入れ始めているということ、特許料なんていらないWebMのようなフォーマットが増えること、これらを考えると、H.264が2014年にまだ関わってくるかはわからない。

追記

大事なことを忘れていたので。
H.264の永久無料化とはいっても、これは"Webで無料で視聴できる動画"が対象で、H.264のエンコーダやデコーダをやるアプリケーションなんかは対象になっていない。
Operagstreamerっていうのを使うことでWebMがみられるようになっているけど、H.264をみられるようにするには同じようなことをしないといけないわけで、結局どこかで特許料を支払う事態が起こる。
そういうふうに考えると、FirefoxにしろOperaにしろ、H.264を採用することは今のところ考えられないわけで、結局実装に関しては平行線のままと言ってもいいんじゃないかな。