Softpediaにこんな記事が上がっていたので、そのまま訳すよ!
Google ChromeとChromiumの違いって何?devとかbetaとかstableとの違いは?
Chromium
- Google Chromeがベースとなっている、オープンソースプロジェクトだよ。
- 開発最先端の機能が盛り込まれているんだよ。
- Windows、LinuxやMac向けのバイナリビルドが毎日作られているよ。たまに20以上あるんだよ。
- 安定版なんて考えちゃだめだよ。たとえPCがクラッシュしたり猫に食べられたり*1しても開発者を責めないでね。
Google Chrome dev (開発版)
- Chromiumのごく最近のビルドを元にしているんだ。
- 新しいバージョンは毎週かそこらででるよ。
- 比較的安定していて、他社が'beta'と見なすようなものだけど製品として使うには十分に安定していないようなものなんだ。
- 最も新しいしすごい機能もあるアップデートってところだね。
Google Chrome beta (ベータ版)
- developers channelでリリースしたものを元にしているよ。
- 新しいバージョンは毎月かそこらで出しているよ。
- 新しい機能や大きな変更が、ほとんどのケースで動作するとわかったものなんだ。
- 毎日使うには安定しているけど、わずかに稀なクラッシュがあるよ。
Google Chrome stable (安定版;正式版)
- betaで実証済みのバージョンを元にしているよ。
- すべての既知のバグを解決して、新しい機能をリリース前に数カ月間テストしているよ。
- 2〜3ヶ月でリリースしているんだ。
- Google Chromeが安定している限り、どんな環境でも使えるよ。
Google ChromeとChromiumとの違いは?
他にも共通な疑問点として、ChromiumとGoogle Chromeとの現実の違いは何かというものがあるね。実際問題、それらはマイナーなものなんだ。縮約版*2として、Google ChromeはChromiumとは違うロゴを使ってほんのちょっと違うスペルにしてある。これはGoogle ChromeがChromiumのビルドを補足しているってことなんだ。
- Chromeのロゴや他のものはブランド設定を変えるものなんだ。
- 最新のChromeのバージョンをダウンロードしインストールする自動アップデーターは、それぞれのチャンネルから持ってきているんだよ。
- 設定でデフォルトで有効になっているけど、Googleへ匿名で利用状況の統計を送信しているんだよ。
- インストールや国の情報をGoogleに送り返すんだ。無効化する設定はないよ。
訳注: 以上は主にChromiumの説明。なお統計データの内容については下記外部リンク先を参照。
Google Chromeのバージョン番号について理解しよう
Google Chromeのバージョン番号もよくわからないよね。バージョン番号は5.0.375.9というようになっている。
この番号は3つの部分に分けられるんだ。
- 5.0
- メジャーバージョン番号。たまに変更される。すぐ前が4.1.x.xであったものが5.0.x.xになることがあるが、必ずしも新しい機能の膨大な羅列を意味しない。違いは初めの4.0.x.x間よりも大きいと言うこと。
- .379
- 現行バージョンを表す符号。これが変更されるということは、新しい機能や機能面に改善があるということ。
- .9
- セキュリティの脆弱性や安定性の問題を修正する、小さなアップデートのための予備の番号。この番号がアップデートされたときは新機能は追加されていないからね。
Chromiumでは44736のような別の番号がついてくるね。これはリリースのビルドコードなんだ。
外部リンク
- Google Chromeが検索プロバイダに送信するデータ、Chromiumがある真の理由 - マイコミジャーナル
- 「匿名で利用状況の統計を送信している」についてはここが詳しいですよ。
- Chromium Development Calendar and Release Info
- リリースカレンダーとdevやbeta、stableの関係を図式化したものがあります。
- 意外と知らないバージョン表記・数字の豆知識
- 「バージョン表記の数字の意味、分かっていますか? 」のところで紹介されている。