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以前、もうちょっと気にすべき点があると書いて、いずれ書こうと思っていたものが、ついにhl=en*1以外でも本格的に始動するみたいなので、早いうちに指摘しておく。
Social Searchは気持ち悪い
Social Searchは実に気持ち悪いものだ。
Googlアカウントの、プロフィールページに自分が持っているサイトやページのリンクを追加することができる、ということは恐らく知られているだろうが、実はここにTwitterなりFriendFeedなりを入れておくと、Googleがユーザーを捕捉するようになっている。
どういう事か。まず、私のGoogleプロフィールは次の様になっている。右サイドバーにTwitterへのリンクがある(もちろんこれは自分で追加した)。
たったこれだけでGoogleは私の情報を補足してしまう。
以前は、Twitterという語を検索すると検索結果にTwitter.comへのリンクだけでなく、「あなたがfollowしている人」もアイコン付きで丁寧に表示してくれたものだ。あれは本当に気持ち悪かった。Google関連サービスでOAuth認証をした覚えがなかったから、何がどうなっているのかわからなかったが、ただプロフィールに私のTwitterのページを追加しただけでこうなるとは。
直感的に気持ち悪いのはSocial Circleだ。Googleプロフィールに紐付けた途端、GoogleはSocial Circleというページにあなたのfriend*2をリスト化する。
そんな事しなくてもいいのに、Secondary connectionsとして更に多くの人達も捕捉する。Secondary connectionsとは友達の友達のことで、ここではGoogleアカウント*3でfriendな人のfriendな人のリストである。
たかだかリンクを追加するだけで、ユーザーの人間関係を捕捉するのだから、こういった機能があるということを知らないと、ただ気持ち悪いものだと思ってしまう。
気持ち悪さを受け入れたら、強力なツールになる
Social Searchは気持ち悪いが、あらゆるページについてfriendが既に見聞きしたということや、ある発言を素早く察知するという点では、そこそこ使えるものだろう。
"すべての検索結果"には、「Results from people in your social circle for twitter.com」というものが表示される。
Twitterという語を検索すると、上のようなものが表示される。
ここはfriendでなくてもfollowingであれば見ることが出来る。そういう意味では、信頼できるfollowingを持てば、信頼できるソースが得られるということにつながる。あることについてよく知っている人がfriendにいれば、検索結果でスパムやコンテンツファームを避けることが出来る。
使い道は検索以外にはないが、人とのつながりがあれば、得られる情報はより(その人寄りのものにはなるが)豊富になるだろう。
webで自分という個人を現していて、なおかつそれを一箇所に集めることが技術的に不可能ではないということを念頭におけば、まあ気持ち悪さを克服することが出来るだろう。(だが、こんな情報を検索だけにつかうのかどうかなんてのはわからないから、やはり気持ち悪い。)
Social Searchを使うには?
普通の検索結果に表示されるので、特段何かしないといけないわけではない。
だが、左サイドバーの検索ツールの中にShareというものがあれば(この項目は全体に行き渡ってないみたいだ)、"shared this"と銘打たれたリンクやあなたのfriendの発言を検索*4することが出来る。
そして、Social Searchを使うためのURLはこれだ。
Social Searchを使うためのクエリは&tbs=frim:1であることを覚えておくといいだろう。
ちなみに、google.co.jpではまだ使うことが出来ないので、google.comで&hl=enというクエリを付け足すことを忘れないように。