MozillaがGoogleから収益を得ているように、Operaもまたそうであって*1、フェンリル(Sleipnir作ってるところ)もやっている。
FirefoxもOperaもSleipnirも、デフォルトの検索窓からは必ず"client"パラメータがつくようになっており、おそらくこれを元にGoogleが計上しているので、検索エンジンのパラメータを変更する際は必ず以下の内どれかひとつを挿入した方がいい。
なお、Operaが
For example, several search engines make usage payments to us for searches made by you (Opera users). This is the major source of income for Opera’s desktop browser, with revenue shares also in place on a variety of mobile products.
と携帯機器からも収益を得ていると言っていることと、実際に以下のようなパラメータがついてくることを考えれば、やはりclientを挿入した方がいいと思う。
"sourceid"
Google検索のパラメータに"sourceid"というものがあって、これが収益計上に使われているのではないかなんて考えられていたこともあった。
けれども、
- sourceid=chrome
- Google Chromeで検索するとついてくる。なお、clientはついてこない。
- sourceid=navclient
- Googleツールバーで検索するとついてくる。Firefox版ではnavclient-ff。
- sourceid=ie7
- Internet Explorer7で(ry。ie8もある。
- sourceid=aso / awo
- Google AdSense、AdWordsについてくる。
- source=hp
- トップページから検索するとついてくる。
というように、各製品についてくることを見ると、単なる解析のためのパラメータではないかと思う。
client=safari
以上を踏まえると、clientパラメータの有無でGoogleから収益を得ているかどうかが分かることになる。
ところで、Safariの場合だと、sourceidは無くclientが挿入されている。
ということは、AppleはGoogleからお金をもらっているのだろうか?
Googleだけでなく、Bingも。
実はBingもGoogleのような手法をとっている。
とはいっても、私が確認しているのはOperaだけ。BlackBerryがあったのを思い出した。
Bingにおけるそれは"pc"のようで、Operaで検索すれば"pc=OPER"というパラメータがついてくる。
「でもOperaの検索窓は、Googleになってるよね?」と思う人もいるだろう。だが、英語版はこうなっているのでOperaもたいそう賢いことをしたといえる。
*1:参考:http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/09/21/9206.html